JAL株主優待券（株主割引券）利用時の注意点とは？国際線は対象外

JAL株主優待券（株主割引券）を使うと、グループ各社を含むJALの国内線全路線の普通席普通運賃を50％割引で利用できます。株主割引券1枚につき、1名分の片道1区間の運賃が対象です。株主以外でも使えるので、株主にならなくても、金券ショップやギフト券売買サイトなどで入手した割引券を利用できます。そこで、株主割引券利用時の注意事項を紹介します。

JAL株主優待券（株主割引券）を入手するときの注意事項

年2回の株主割引券の発行を受けるには200株以上保有することが条件

JAL株主優待券（株主割引券）を入手するには、JALの株主になり、定められた発行基準を満たすことが条件です。

JALでは、毎年3月31日に100株以上、ならびに9月30日に200株以上保有していることを株主割引券発行の基準としています。つまり、株主割引券は年に2回発行されます。
3月の発行基準日は100株で問題ありませんが、そのままだと9月分の株主割引券は入手できないので注意しましょう。

そのため、年に2回の発行を受けるには、9月の発行基準日までに200株を保有する必要があります。
なお、新たに株を購入して、株主割引券の発行を受けたい場合は、発行基準日を含む3営業日前までに手続きをすませましょう。その日が土日祝と重なる場合は、直前の営業日前までが対象です。

保有している株の数に応じて入手できる株主割引券の枚数が変わる

JAL株主優待券（株主割引券）は、保有している株の数に応じて、以下のように発行される枚数が変わります。株を多く保有している分だけ株主割引券の発行枚数が多くなります。

※発行基準日が3月31日
・100株以上：1枚
・300株以上：2枚
・500株以上：3枚
・700株以上：4枚
・900株以上：5枚

※発行基準日が9月30日
・200株以上：1枚
・400株以上：2枚
・600株以上：3枚
・800株以上：4枚
・1,000株以上：5枚

※共通事項
・1,100株以上：5枚+1,000株超過分500株ごとに1枚
・100,000株以上…203枚＋100,000株超過分1,000株ごとに1枚

※株主割引券の追加発行（同一株主番号のまま3年・発行基準日7回連続で株を保有している株主が対象）
・300株以上：7基準日目に1枚
・1,000株以上：7基準日目に2枚
・10,000株以上：7基準日目に3枚

9月30日の発行基準日では、200株以上を保有していないと株主割引券が発行されない点に注意しましょう。

JAL株主優待券（株主割引券）を利用するときの注意事項

株主割引券には有効期間がある

発行された株主割引券には有効期間があります。
3月31日時点で発行基準を満たした場合、株主割引券は5月に発行され、6月1日～翌年5月31日の1年間が有効期間です。
２回目の基準日である9月30日分の発行は11月、有効期間は12月1日～翌年11月30日の1年間です。

なお、有効期間は株主割引券にも記載されています。

JAL国内線への搭乗はもちろん、搭乗便の予約・購入、および予約の変更・キャンセルは、有効期間内の割引券でないと利用できません。
特に、金券ショップやギフト券売買サイトなどで株主割引券を入手する場合は、搭乗予定日に有効期間内であるかをきちんと確認しましょう。

シーズンや空席状況によっては株主割引券が使えない場合がある

株主割引券が使えない期間はないものの、販売座席数が限られているため、混雑する時期や空席状況によっては利用できない場合があります。
また、国内線の便によっては、株主割引の設定がない場合があるので注意しましょう。

なお、株主割引が適用される便と空席状況は、JAL Webサイトの国内線空席照会画面などで確認できます。

予約・購入に必要な発券用コードと発券用バーコードをけずりすぎないように注意

株主割引券を使って予約・購入する際は、割引券に表示されている発券用コードまたは発券用バーコードが必要です。
両社ともスクラッチ部分をけずると表示されますが、強くけずりすぎるとコードを消してしまい、読み取りできなくなるので注意しましょう。

発券用コードおよびバーコードは、JAL国内線予約センター、JALグループ国内線カウンター（日本国内限定）、JAL Webサイト、指定の旅行会社（一部を除く）、空港の自動チェックイン・発券機などで利用できます。

予約・購入の期限に注意

株主割引券を利用する場合、搭乗日の330日前の9時30分から搭乗日当日まで予約が可能です。
なお、予約した搭乗券の購入には、次のように期限が定められているので注意しましょう。

・搭乗日の330～3日前に予約…予約日を含めて3日以内
・搭乗日の2日前～当時に予約…搭乗日当日

搭乗日当日に購入する際は、出発時刻の20分前までに保安検査場を通過できるように手続きをすませましょう。

ファーストクラスおよびクラスJの利用もできるがアップグレード料金が必要

株主割引券の対象は普通席ですが、ファーストクラスおよびクラスJも、株主割引運賃で事前に予約できます。さらに、搭乗日当日でも、空席があれば変更が可能です。
ただし、当日にファーストクラスまたはクラスJに変更する場合、別途アップグレード料金がかかるので注意しましょう。

予約の変更・キャンセル時の注意点

予約した搭乗便の変更やキャンセルは、出発時刻の20分前まで可能です。ただし、搭乗者、区間、逆区間への変更などはできないため、注意が必要です。加えて、予約時と搭乗日当日の運賃が異なる場合の差額調整もあります。

予約キャンセルの場合は払い戻しを受けられますが、取消手数料と払戻手数料がかかります。
取消手数料は、予約便の出発前は無料、出発後は運賃額の20％です。
また、払戻手数料は航空券1枚・1区間につき440円です。

なお、払戻にも期限があり、航空券の有効期間満了日の翌日から10日以内と定められているので注意しましょう。
ちなみに、払戻の際に、株主割引券の有効期間内に限り、株主割引代替券、株主割引代替券発券用コードのどちらかを案内してもらえるので、次回の予約に利用できます。

まとめ

JAL株主優待券（株主割引券）は、JALグループ各社の国内線の普通席普通運賃が50%OFFで利用できるお得なチケットです。金券ショップやギフト券売買サイトなどで入手する場合は、有効期間を確認するとともに、期間内に搭乗できる割引券を選びましょう。発券用コードやバーコードのスクラッチ部分をけずりすぎないのも注意点です。株主割引券はGiftissue（ギフティッシュ）でも多数出品されているので、ぜひご利用ください。

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