スターフライヤー株主優待券を使うときの注意点!座席数は限定される
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スターフライヤー株主優待券は、通常は、同社が定める基準日にスターフライヤーの株式を100株以上保有している株主に発行されます。また、株主以外でも、譲り受けたり、金券ショップなど購入したり、などの方法で入手した、有効期間内の優待券も使用が可能です。スターフライヤー株主優待券は手軽でお得な反面、使用にあたっては注意点もあります。そこで、スターフライヤー株主優待券を使用する時の注意事項を詳しく解説します。
スターフライヤー株主優待券の発行対象は、所定の条件を満たした株主のみ
スターフライヤー株主優待券の発行を受けられるのは、同社が定める条件を満たした株主に限定されます。
スターフライヤー株主優待券の発行基準は以下の通りです。
・3月31日ならびに9月30日の発行基準日に100株以上を保有していること
・新規の株式取得は、権利付最終日までに購入手続きが済んでいること
なお、保有株式100株につき、スターフライヤー株主優待券は3枚発行されます。
また、年に2回の発行基準日ごとに優待券が発行されるため、それぞれの時点で100株保有していれば、年間で合計6枚の優待券を受け取れます。
ただし、1度に発行する枚数の上限は6,000枚と決められているため、所有株式数が200,000株を超えていても、受け取れるのは最大で6,000枚である点に注意しましょう。
スターフライヤー株主優待券は無記名式です。そのため、株主以外でも利用できるメリットがあります。
株主に譲り受けたり、金券ショップやギフト券売買サイトで購入したり、といった優待券も使用が可能です。
スターフライヤー株主優待券が適用されるのは国内定期路線のみで、座席数も限られる
スターフライヤー社は北九州空港を本拠地としている航空会社で、以下の定期路線を運航しています。
【国内線】
・羽田(東京)-北九州
・羽田(東京)-関西(大阪)
・羽田(東京)-山口宇部
・羽田(東京)-福岡
・中部(名古屋)-福岡
【国際線】
・北九州-台北
・中部(名古屋)-台北
スターフライヤー社では、北九州または中部と台北(台湾)を結ぶ国際線も運航していますが、株主優待券に適用されるのは、国内5路線のみです。国際線は対象外である点に注意しましょう。
スターフライヤー株主優待券を使用すると、株主優待券1枚につき、国内定期路線の片道1区間搭乗時の大人普通運賃が50%割引になります。満3歳~11歳の小児の場合は、小児運賃の50%割引です。
株主優待価格で航空券を購入すると、ほかの割引運賃との重複利用ができないのも注意点です。
また、株主優待割引運賃が適用される座席数も、便ごとに制限されています。希望の便に搭乗したい場合は、早めの予約がおすすめです。
スターフライヤー株主優待券の利用には「株主優待番号」と「登録用パスワード」が必要
スターフライヤー株主優待券を利用して航空券を予約・購入する場合は、「株主優待番号」と「登録用パスワード」が必要です。
スターフライヤー株主優待券が発行されると、株主の元に「株主優待番号ご案内書」と呼ばれるチケットが届きます。
株主優待番号ご案内書は搭乗時に必要なわけではありませんが、株主優待番号、有効期間(搭乗可能期間)、登録用パスワード、登録用コードなど、航空券の予約・購入に不可欠な情報が記載されている、重要なチケットです。
なお、登録用パスワードならびに登録用コードはスクラッチ加工されているので、コインなどでけずって表示させます。
株主優待番号ご案内書に記載されている「株主優待番号」と「登録用パスワード」は、スターフライヤー公式サイトなどで予約・購入する際に入力が必要です。また、搭乗手続きまでに登録を済ませる必要があるので、紛失しないように、大切に保管しましょう。
スターフライヤー株主優待券の利用には有効期限がある
スターフライヤー株主優待券使用時の重要な注意事項は、有効期間があることです。
有効期限とは搭乗可能期間のことであり、株主優待番号ご案内書に記載されている期間内に搭乗しなければなりません。
ちなみに、発行基準日により、次のように株主優待券の有効期間(搭乗可能期間)が異なります。この有効期間は、優待券発行のタイミングにより、以下のような定めがあります。
・発行基準日が3月31日…有効期間:6月1日~翌年5月31日
・発行基準日が9月30日…有効期間:12月1日~翌年11月30日
株主優待割引価格で搭乗するとSTAR LINKマイル積算率は75%
株主優待割引価格でスターフライヤーの国内線で搭乗した場合でも、基本のSTAR LINKマイルの75%が積算されます。
たとえば、羽田-北九州空港間の片道を大人普通運賃で搭乗すると、積算マイルは534ですが、株主優待価格で搭乗した場合、積算されるのは401マイルです。
株主優待割引運賃では、通常の積算率と異なる点に注意しましょう。
航空運賃に旅客施設使用料が別途加算される
北九州空港、福岡空港、羽田空港、関西空港、中部国際空港(セントレア)の発着便をご利用の場合、株主優待割引運賃に、所定の旅客施設使用料が加算されます。
そのため、利用する空港によっては、施設利用料が加算される分、合計支払額が増えるのが注意点です。
航空券予約後は4日以内に購入手続きが必要
スターフライヤー株主優待価格の航空券は、公式サイトのほか、SF CALL CENTER(スターフライヤー国内線予約・案内センター)、空港カウンター、旅行会社などでも予約および購入が可能です。
予約後は、予約当日を含め、4日以内に購入手続きを済ませる必要があります。
なお、搭乗日の3日前以降、当日までの間に予約した場合は、出発時刻の20分前までが購入期限です。
また、スターフライヤー公式サイトの予約は、クレジットカードまたはコンビニ支払を選択するか、SF CALL CENTERおよび空港カウンターで購入手続きできます。ただし、旅行会社では購入の手続きができない点に注意が必要です。
予約変更および払い戻しも可能だが条件がある
スターフライヤー株主優待価格で購入した航空券は、株主優待番号ご案内書に記載された有効期間内であれば、予約を変更できます。ただし、航空券の名義や区間の変更はできません。
また、スターフライヤー公式サイト、もしくはSF CALL CENTERにて、クレジットカードで購入した未使用の航空券は、払い戻しが可能です。
払い戻し期間は、航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日以内で、取消手数料と払戻手数料(1枚につき440円)がかかります。
各予約便の出発時刻までは取消手数料がかかりませんが、出発時刻以降は、利用する路線により、下記の取消手数料が必要です。
・羽田-北九州、羽田-福岡、羽田-山口宇部…6,000円
・羽田-関西、中部-福岡…4,000円
株主優待価格が必ずしも安いとは限らない
スターフライヤー株主優待券を利用すると、株主優待券1枚につき、国内定期路線の片道1区間搭乗時の大人普通運賃が50%割引(満3歳~11歳の小児の場合は小児運賃の50%割引)という特典を受けられるものの、同社の運賃の最安値とは限りません。
ほかの割引運賃サービスを利用した方が安く搭乗できる場合もあるので、価格やそれぞれのサービス内容を比較した上で決めることをおすすめします。
まとめ
スターフライヤー株主優待券の使用にあたり、最も注意すべき点は、有効期間(搭乗可能期間)です。株主優待番号ご案内書に記載された有効期間内に搭乗することが条件のため、予約時に注意しましょう。金券ショップやギフト券売買サイトで購入することを検討している方は、有効期間に余裕があるか確認が必要です。ギフト券売買サイトを利用する際は、スターフライヤー株主優待券がお得に購入できるGiftissue(ギフティッシュ)がおすすめです。
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